新聞労連近畿地連 伊 藤 明 弘
民法協、自由法曹団、国民救援会、大阪労連、関西MICの5団体は2月28日、大阪市の住まい情報センターホールで「だまってられへん! 秘密保護法・学習と交流の集い」を開催した。集いは70人を超える参加で、昨年末に強行可決された特定秘密保護法への理解を深めるとともに、廃止に向けた取り組みの情報交換と、運動の継続を確認した。
あわせて同5団体はこの集いで「秘密保護法廃止ネットワークおおさか」を立ち上げることを確認し、参加者らに情報提供などの協力を求めた。
集いでは、刑事法学者で甲南大学名誉教授の斉藤豊治氏を講師に迎え、自由法曹団大阪支部が発刊予定のパンフレットの内容に沿って講演。同法の憲法に反する重大な欠陥を指摘し「特定秘密保護法は治癒不可能であり、廃止しかない」と強く訴えた。
次に、愛知での取り組みの報告として「秘密保全法に反対する愛知の会」の発行する『極秘通信』の編集長・矢崎暁子弁護士が発言。2年前の準備会立ち上げから、全国の情報集約・拡散を担うブログのアクセス数が6日間で 万アクセスを記録するまでのプロセスを披露した。
東京からも新聞労連副委員長の米倉外昭氏を招き、国会情勢の報告と東京での様々な取り組みの報告を受けた。
大阪での取り組みの報告と今後の予定の紹介・決意では、新日本婦人の会、ロックアクション、保険医協会、大阪国公、大阪弁護士会、憲法会議から活動紹介がなされた。
最後に民法協の中西事務局長が「秘密保護法廃止ネットワークおおさか」の趣旨について説明、運営への協力を求めた。同ネットは特定秘密保護法の廃止を求めるための行動についての情報交換の一点で機能させ、特に初めて運動に参加する一般の市民などへの情報提供ステーションの役割りを目指す。
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